資産運用をする上で長期でするのは失敗しないポイントになります。長期というのは10年、20年、30年という単位の話です。今回は長期投資のメリット・デメリットを挙げていきたいと思います。
メリット
1.複利の力を最大限に引き出せる
・長期投資は時間の経過とともに複利の力を最大限に引き出すことができます。
複利とは利息の計算方法です。例えば投資元本から出た利息や配当を元本に加えた上でさらに利息を計算します。
100万円投資し、5%の配当があったとします。1年目は105万円になります。2年目は105万円に対して配当が出ますので105万円の5%で5万2500円の配当が出ます。それを繰り返していけば、時間が経てば雪だるまのように増えていきます。
もちろん投資ですので毎年順調に5%の利益が出るとも限りません。マイナスの年もあるでしょう。なので長期の時間が必要なのです。利益や配当が再投資されることで、元本が増加し、長くもてば持つほどその後の利益もより大きくなります。
2.市場の短期的な変動に左右されにくい
・市場の値動きは誰にも予想できません。短期では上がる時もあれば下がる時もあります。長期で購入していけば、高い時は少なく買い、安い時は多く買えるドルコスト平均法で、市場変動の影響を受けにくくなります。
・長期の視点を持つことで、日々の値動きに惑わされなくなります。市場の値動きに一喜一憂していたら、精神的に疲れてしまいます。そうならないためにも、買ったら放置、忘れるくらいの方がいいかもしれません。
デメリット
1.時間がかかる
長期でと簡単に言いますが10年長いですよね。今から「よし、長期で投資をするぞー!!」と意気込んでも10年の間には色々あるでしょう。急な資金が必要になったり、大暴落があったり。投資信託の平均保有期間は約3年程度というデータも出ています。多くの人が10年以上保有できていないのです。そんななか淡々と積立して保有しなければならないのです。
2.失敗したら時間とお金が無駄になる
長期間で保有できたとして、対象銘柄が成長しなければ利益は出にくくなります。せっかく10年コツコツ投資をしてきたのに、利益が出ないこともありえます。なので、投資先の銘柄には注意するべきでしょう。
3.運用のコストがかかる
投資信託を利用する場合、利益の有無に限らず信託報酬などの経費が毎年かかります。手数料は数%ですが長期ではかなりの差が出てきます。これら経費(手数料)の確認も忘れないようにしましょう。
まとめ
長期投資では
•複利の力で資産を増やせる
•日々の値動きに惑わされなくなる。
•成果が出てくるのには時間がかかる。
•銘柄によっては期待のリターンが出ず、時間とお金を無駄にしてしまう。
•運用にはコストがかかる。
長期で投資し続けるのはかなり大変です。私も投資を始めて2年目。今後も継続していけるように無理せずマイペースにやっていきたいと思います。
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